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富士山登山における注意事項

 2017/05/06 登山の注意事項
この記事は約 5 分で読めます。 2,734 Views

富士山を登る上で命に関わることから、快適に登山するコツなど

富士登山は普通の登山と違い、標高も高く、風も強く、気温も低いです。その上行程(歩く時間)も結構あり、通常の山とは違い高山病のことも知っておく必要があります。他にも寒さ対策、トイレのことなどいろいろ気になるところです。事前に知っておくだけで富士登山が楽になることがたくさんありますのでぜひこれらの知識は頭の中に入れておいて下さい。

 

富士山登山におけるいろいろな対策

準備してから挑む

なんでもそうかもしれませんが、準備するということはとっても大事ですね。このサイトを事前に読んで富士登山の情報をチェックしておくのも事前準備の一つですね。体力的な準備については別の記事で書きましたので参考になさって下さい。

富士登山に向けての準備とトレーニングについて

きちんとした情報を仕入れた上で出発しましょう。

こまめに水を飲む

※富士山の自動販売機の値段(標高が高くなるほど高くなります。)

脱水症予防、疲れ予防、高山病予防に。富士山には自動販売機もあります。400円くらいしたりと少々高いですが、水を持ち運ばなくてよいのでそういった意味では高くても価値があります。でも喫茶店に入ることに比べたらコストパフォーマンスはいいですね。500ml×2本ほど持って登ればあとは購入する前提で行けば荷物としては大丈夫です。頂上でご来光を見ながらコーヒーを飲むのは最高です。

日差しの対策をしておく

日差しが地上より強いので周りにつばの付いた帽子を持って行きましょう。日射病、熱中症予防、にもなり疲れにも関係してきます。また空気が薄くなると太陽の日差しも強くなりますので、サングラスもあれば便利です。首の後ろが焼けると疲れますし、日焼けが気になる人はUVケアのクリームなどは顔に塗っておくとよいです。

適度な休憩を取る

50分~1時間おきに休憩を取りましょう。ただし休み過ぎないこと。休み過ぎると筋肉が冷えてしまって、また歩き出すのが大変です。1時間あたりに5分~10分の休憩でまた次に進みましょう。

歩幅を小さく歩く

段差は小さいところから歩く。自分で思っているよりも小幅で歩くことにより疲労が軽減できます。6時間なんて普段歩きませんからあまり効果がわからないかもしれませんが、この小さな積み重ねが披露軽減に役立ちます。

高山病対策

やはり富士登山は高山病が気になります。まずは高山病というのはどういうものか知識だけでも知っておきましょう。というのも、頭痛や吐き気がした時に、これは高山病なのか?他の病気?なのかよくわからないで焦らないためです。軽いものですとそのまま登山を続けても大丈夫ですので、知識だけ入れておいて下さい。

高山病対策として、よくあるやり方がまず5合目に車、バスで到着後に数時間ほどその辺りをぶらぶらすることです。それだけで少し体は空気の薄い環境に慣れてきます。万全とは言えませんがそのほうが楽になるようです。あとは水分補給をしっかりすること、一時的な場しのぎで酸素吸入があります。頭痛やめまいなど症状がひどい場合は下山するとケロッと治りますので、症状がひどい場合は勇気を持って下山しましょう

一度でも高山病になったことのある方はできるだけ行程を2日以上とゆっくりとし、5合目で一泊するなど体を慣らせつつ登山しましょう。

靴下はぶ厚めがよい

分厚い靴下を履くと、クッションの代わりにもなり、靴擦れも和らげてくれます。たいていの登山用靴下は分厚くできているので、登山ショップに行って専用のものを購入するのがベストです。

手袋はあるとよい

意外と忘れやすい手袋防寒、防水のものがgoodです。夏でも雨が降れば富士山はかなり寒いです。頂上付近では早朝であればフリースやダウンが必要なくらいです。なければ普通の安い手袋でもないよりはずっとよいですね。

ヘッドライトは必須

ご来光を見るには必須です。夜間の登山はまわりが見えにくく非常に危険です。最近はLEDで非常に明るいものがありますので、それを持って行きましょう。電池も1回だけ交換できる量を予備で持って行きましょう。

またこれは友人の失敗談ですが、ヘッドライトではなく手持ちのライトタイプで行ったそうです。そうすると片方の腕がふさがりふらついたりした時に非常に危険なのと、ずっと手で前を照らすのは非常に疲れるのです。できるだけヘッドライトタイプのものを持っていきましょう。

こういうタイプのものがヘッドライトタイプのものになります。

また、1日で行く場合でも夜にはならないから・・・と思って持って行かなければ何かのトラブルで日が暮れてしまう時もあります。そういう時もあるので私は必ずどんな昼の登山でもヘッドライトはザックの中に忍ばせております。最近は携帯(スマホ)でも明かりが取れますがあくまで臨時のものとして捉えておきましょう。携帯はいざという時のために電池は残しておきたいものです。

無理は禁物、欲は禁物

最後にメンタル的な話になりますが、登山で無理をすると地上のようにすぐに助けに来てもらえません。または来れない場合があります。少しでも遊び半分で調子に乗ったことをすると後で大変なことになることがあります。例えば遊び半分で石を蹴飛ばしたしても数十メートルも下を歩いている人に当たる可能性もあります。遊び半分ではなかったとしてもそういった不慮の落石で実際に亡くなった方もいらっしゃいます。慎重な行動を心がけましょう。

また旅行のスケジュール的に、「もうこの山には来れないかもしれない。明日までに帰らないと行けないから!」という気の焦りから無理をして悪天候の中進み命を落としてしまうケースがあります。実際に北海道の山のツアーでそういったケースがありましたね。

命を落としてしまったらチャンスはもう2度とありません。勇気を持って引き返し、地上でまたチャンスを狙う努力をしましょう。

その他登山グッズの対策

こちらに記載しましたので参考になさって下さい。

富士山の登山装備は事前にレンタルしておくのがおすすめです。

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ライター紹介 ライター一覧

haku

haku

現在30台後半
26歳で100名山をすべて登りきりました。
富士山は3度程挑戦、2度登頂、1回は1dayで行ったため高山病がひどく下山。
個人的に好きな山:鳥海山
いろいろな意味でワーストな山:皇海山
よいと思う景色:南アルプスから見る朝焼けの富士山

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